2026/01/31
痩せてる人の脂肪肝が急増してる理由
最近、体型は細いのに脂肪肝と診断される人が増えています。
一見不思議に思われがちですが、その背景には「筋肉不足」が深く関係しています。
肝臓は、糖を一時的にためておくために肝グリコーゲンという形でエネルギーを貯蔵しています。
食事から摂った糖は、まず肝臓に入り、必要に応じて血中へ放出されますが、このとき重要な役割を果たすのが筋肉です。
筋肉は、糖を大量に受け取って消費できる最大の器官です。
筋肉量が十分にあると、肝臓に入った糖はスムーズに筋肉へ運ばれ、エネルギーとして使われます。
一方で筋肉量が少ないと、糖の受け皿がなくなり、肝臓に糖が滞留しやすくなります。
肝グリコーゲンとして貯めきれなかった糖は、最終的に中性脂肪へ変換され、肝臓に蓄積されていきます。
これが、痩せていても脂肪肝になる大きな理由です。
つまり脂肪肝は、太っているかどうかではなく、糖を処理できる筋肉が足りているかどうかが重要なのです。
食事量を減らすだけのダイエットや、筋肉を使わない生活が続くほど、肝臓には負担がかかりやすくなります。
肝臓を守るために必要なのは、極端な食事制限ではなく、筋肉を使い、肝グリコーゲンが正常に回る状態を作ること。
筋肉と肝臓は別々の臓器ではなく、エネルギー代謝を支え合う密接な関係にあります。
痩せているのに疲れやすい、数値だけ脂肪肝と言われた、そんな方こそ、体重ではなく筋肉量に目を向けることが大切です。


